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原風景っていうものがあるとしたら私にとってそれは
アメリカのだだっ広い青空。

記憶の奥にあるのはいつも

飛行機の匂いとか
黒いストローのささったオレンジジュースとか
ロサンゼルスを走るレンタカーに揺れられながらウォークマンで聴いていた日本のポップスとか。

そういうものが、私のノスタルジア。

寂しくて仕方がない。
帰りたいって思ってしまう。
帰れるわけはないのに。

どこにも帰れたりはしないのに。
眼に見えるものは今と現実しかないのに。
帰りたいの、私。

英語なんてしゃべれない。
自分ひとりの財力もない。
帰国子女でもなんでもない。


だけど帰りたい。何処かに帰りたい。


ああ、もう。

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