Skip to main content

Posts

Showing posts from November, 2013

NODA・MAP公演「MIWA」11/7 感想

クリスマスと同じくらい楽しみにしているもの、それが毎年の野田地図公演。
NODA・MAP第18回公演「MIWA」、東京芸術劇場にて11/7に観劇してきました。




今回の席は今まで観に行った野田地図公演の中で、一番舞台に近い席。
おかげでいつも以上に役者さんの表情や動き、舞台演出の細部まで見れた。



(以下、ネタバレ注意。あらすじ解説とかはしてません。)



兎にも角にも、二時間十分ほぼ出ずっぱりの宮沢りえに驚き。

今回の野田地図は、若い世代にも人気のある俳優さんたちが何人も参加していて、目に豊かというか、フレッシュで華やかな雰囲気。しかも、それぞれが兼役しているので、登場人物数はさらに多い。けれど、どんな賑やかなシーンでも、スポットライトは常に「宮沢りえ」そして「美和明宏」に絶えず当たり続けてた。

パンフレットで瑛太が宮沢りえのことを「気がつくとつい目で追ってしまうほど、常に輝いている」って言ってるけれど、そういうことなんだろうなあ。


野田さんが言っているように、この舞台は「美輪明宏の事実」でもなければ、全くすべて空想のファンタジーでもない。愛の物語。そして、MIWAが生き抜いてきた時代の物語。


事実と空想が入り交じる物語だけど、「戦争」「原爆」「記憶」これは事実。
野田さんの作品から切り離せないもの。

野田地図の舞台からは「忘れちゃいけない」「知らなきゃいけない」っていつも訴えかけられる気がする。

無知って残酷だよなあ。知らずしては祈ることすら出来ないのに。
知らなければ忘れないことすら出来ないのに。

私は過去は知って生きたい。
何を忘れちゃいけないのか、知って生きていきたいから。





今回も言葉遊びが満載だったなあ。
新潮に掲載されてた戯曲も読んだけれど、戯曲で読むとすごく短く感じるのは何故だろう。ともかく、あんな風に言葉で遊べるのって素敵だ。いつも以上に言葉が楽しい戯曲だったと思う。


演出も、すごく良かった。
特に、妄想の海での演出、最高。本当に水の中にいるようで。
「ザ・ダイバー」もこんな感じだったのかなあ、と高揚した。


長崎での原爆シーンは、くるぞくるぞと分かっているからすごく怖かった。
エッグの最後のシーンを何度観ても震えてしまうのと同じだ。


映画館の名台詞集、あれは野田さんが考えたものではないのかな。
だって、twitterでよく見る台詞ばかりだもの。
きっと…