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真空パックに入れたい夜



胃が痛いのも忘れるくらい楽しい夜だった

ガラガラの映画館で半分寝ながら映画観て
ブラックホールみたいな海の横を車で走って
あーでもないこーでもないってとりとめのない話をして
意味もなくコンビニに寄って、好きな音楽沢山流して


この夜が終わらなければいいなって思った
ずーっと夜の道路走り続けて欲しいって思った
色んな人との色んな思い出があちこちの風景に重なって浮かんで来たけど
きっとこれからは、この夜がまず最初に浮かぶんだろうな

普段は話してると時々苛々したりするんだけど、キャラメルポップコーンのカリカリじゃない部分を黙って食べてくれるから許そう

性別も関係性も、あんまり大事じゃない
心が触れているかどうかも図れない
ひとつの消えない時間を共有出来たんだから、それで十分

どうしようもなくひとりぼっちな気がしたらこの夜を思い出したい





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