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真空パックに閉じ込めたい時間なんてそうそうないよね

シャッターみたいに瞬きしても残るイメージなんてほんの少し

指の隙間から思い出はこぼれ落ちて
いくつかのかけがえのない瞬間だけ粒になって掌の上で輝く

誰かが私の掌の上のその粒になりたいと思うように
いつかの私も誰かの粒になりたかった

こぼれ落ちてしまいたくなかった

社会とか
世界とか
歴史とか

大きな掌の上でいつまでも輝く粒にはなれなくても

誰かの掌の上にあるたった一粒の光になりたい







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野暮

つらつら書いた長文をそっと消した。変に綺麗な言葉でドラマティックにまとめるのは、今の私には野暮なことに思えてしまう。iphoneのメモ帳に並ぶ言葉はまるで小説の一ページみたいで、私の言葉じゃない気がして「なんか違う」と急に嫌になった。

ずっと聴いてた歌の意味は、分かったふりをして分かってなかったんだなって思う
聞き飽きるほど毎日聴いてたのに、一フレーズ目から違う風に聞こえた。
あの頃私がこの歌に心打たれたのは、こんな歌を歌う人が世界にいるなら、もう少しだけ未来を信じてみようと思ったから。出口のない日々の中で、いっそのこと、と思ったときも、この歌を聴くと、こんな風にいつか私も誰かを思う事が出来るのかもしれないから、もう少しだけ生きて大人になろうと思った。
そういうことを、最近よく思い出すのはなんでだろう。