Thursday, February 25, 2016



真空パックに閉じ込めたい時間なんて
そうそうないよね

シャッターみたいに瞬きしても
残るイメージなんてほんの少し


指の隙間から思い出はこぼれ落ちて
いくつかのかけがえのない瞬間だけ
粒になって掌の上で輝くの


誰かが私の掌の上のその粒になりたいと思うように
いつかの私も誰かの粒になりたかった

こぼれ落ちてしまいたくなかった

社会とか
世界とか
歴史とか

大きな掌の上で
いつまでも輝く粒にはなれなくても

誰かの掌の上にある
たった一粒の光になりたい





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