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鶴見線

今日初めて鶴見線に乗った。
鶴見線は、街と工業地帯を繋ぐ乗り物だった。
送り届ける人のいない日中は本数もほとんどなくて車両もガラガラだった。
ぐんぐんと工業地帯へ入っていく電車はさながらアトラクションのようで、
見渡す限り工場ばかりのそのエリアはまるで巨大なテーマパークのようだった。

帰り道、工場だらけの街を歩いて駅へ向かった。
車で通勤する人が多いのか、ほとんど人は歩いてなかった。
ネオンも家の灯りもない道は足元が暗かったけど
見上げると月がまんまるで、煌々と発光してとても綺麗だった。
川面は月に照らされて、白い光が溶けているように見えた。




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back to autumn and navy blue,

金木犀の香りを吸い込むときの胸が締め付けられる感覚も、
14歳の秋に出会った大好きな本の1行目も、
最後の最後まで大事に持っていよう

“14歳のその秋のはじまりは、何かを予感するみたいに、
世界中が完全な色に輝いて見えた。”
-よしもとばなな『High and dry (はつ恋)』より

14歳も、25歳も、私にとって人生は
ずっと何かを探して考えて続ける毎日で

私に見える世界はずっと私だけのものだけど
「ねえ見て」って誰かに教えたくなる
それはずっと変わらないけれど
誰かと出会って、話して、考えて
それで私は少しずつ変わっていく

私の気持ちと出会いで世界は出来ている
不意な出来事で時間が終わったとして
私の世界は終わらない、見えなくなるだけ

私の人生が映画で、日々に音楽をつけるなら
少しこもった声のボーカルに歌ってほしい
ゆったりしたテンポで歯切れが悪くて
シンプルな美しい言葉で歌ってほしい
こんな歌みたいに




ネイビーのワンピースを着てクリスマス映画を見て
暖かい家で大好きな人たちと食卓を囲もう
良いジャズを流して、たくさん笑って、
終わりをいつまでも名残惜しく思いながら
「楽しかったね」と言い合うような
そんな瞬間を重ねていけますように